■Section1 リスニング
出題内容
問題は3つのパートで構成され、北米で話されている標準的な英語を聞き取り、話されている内容を理解する力が問われます。パートAでは短い会話、パートBでは長めの会話を聞き、パートCは講義を想定した音声で、質問に最もふさわしい答えを選択肢から選びます。
一つの設問当たりの解答時間が12~13秒と短いので、瞬間的な判断力と、選択肢の速読能力が要求されます。
スコアアップ法
リスニング力を伸ばすには、“音声を聞き取る耳”とともに、速く正確に英語を把握する、リーディング面での“速読力”も必要です。
“音声を聞き取る耳”は、聞く ⇔ 発音するを組み合わせることで英語のリズム感を身につけ、ネイティブの発音リズムについていける耳を育てます。まず音声を聞きながらテキストを音読し、音声のスピードに並行して遅れずに発音(パラレルリーディング)していけるようにし、次に、聞こえたとおりに少し遅れて発音し、聞こえた順に把握(シャドウイング)できるようにします。キーワードを聞き取って内容のアウトラインを把握し、さらに重要な詳細 ⇔ 重要なポイント ⇔ 主題を正確に把握できるようにして、スコアアップを図ります。
“速読力”は、文法・語彙とともに、構文面からも強化し、意味のまとまり、センスグループごとに前から区切って、話しの流れの順に把握していく区切り方をマスターし、速く正確に要点を把握できるようにします。
これらのプロセスを繰り返すことで、“聞き取る耳”と“速読力”は強化され、リスニング力は飛躍的に向上します。
■Section2 文法
出題内容
問題は①Structure(構造)と②Written Expression(表現)に分かれていて、①Structureは正しい語句を補って文章を完成させる問題、②Written Expressionは文法や語法の誤りを指摘する問題で、北米の標準的な書き言葉に必要な文法と表現力が問われます。
スコアアップ法
秋谷アカデミィでは、高校上級レベルの文法力を確実にし、文の中の単語の品詞の見極めと、動詞・主語が何であるかを確認するという、英文の成り立ちからマスターしていきます。
①Structureでは、文構造、適語の選択、語順、動詞の型、並列に関する問題、
②Written Expressionでは、品詞、単・複数と数の一致、並列、関係詞、前置詞、重複、動詞、語の欠落、語順、冠詞、接続詞等が出題され、大学受験問題とあまり変わらないので、得点源にしましょう。
テスト演習を重ねていくことで、出題パターンを一瞬で認識できるまでの文法力をつけ、満点レベルにまでスコアアップさせていきます。
TOEFL iBT対策も視野に入れて、また、ライティングやスピーキング力向上の観点からも、文法力をつけていきます。
■Section3 リーディング
出題内容
パッセージは英語圏の大学で扱われるような学術分野の内容で、解答するのに専門知識が必要というわけではありません。しかしトピックはアメリカに関するものがほとんどなので、アメリカの歴史や文化等の英文も使って、トピックの背景知識を高めていきます。
スコアアップ法
リーディング力を伸ばすには、語彙力や文法知識に基づいた、速読と精読の力も必要です。速読は文を前から理解して、必要な情報を素早くキャッチしながら大意を把握していく読解力で、精読は文章を正確に理解するだけでなく、各段落の主旨や、段落間の関連性も理解していく読解力です。
ともに大量の英文を読む多読で強化し、難度によっては和訳もしながら精度を高めていきます。テスト演習を重ねることで、TOEFL ITPに求められる、1分間に150語以上のスピードで正確に読解できるようにして、ハイスコアを可能にします。