IELTSはTOEFL iBTと同様に、英語圏の大学で使われるアカデミック英語と日常的なジェネラル英語が出題されるので、対策としてはTOEFLに近い形となりますが、日本人が受験する場合はIELTSの方が対策しやすくスコアも伸びやすい場合が多いようです。
根本となる対策法はTOEFLと同じですが、IELTSは筆記試験なので、スペルミスをしないなどIELTS受験に特に必須の対策は、以下のようになります。
TOEFL対策をして、出題形式との相性などから、途中でIELTS対策に切り替えることも可能です。
リスニング
出題内容
日常生活や教育現場での会話、大学の講義などの音声をどこまで正確に聞き取って把握できているかが問われます。
話される英語はイギリス英語だけでなく、オーストラリア・ニュージーランド・北米など、さまざまなアクセントの英語が出題されます。
スコアアップ法
同じ内容を別の言葉で表現する言い換え問題が多いので、語彙力を強化し、IELTS特有の実用的なトピック(申込用紙や料金表、工程表や地図・案内図・機械の図解など)も、テスト演習を重ねてマスターしていきます。
リーディング
出題内容
パッセージはイギリスの書籍や雑誌、新聞などから引用され、一般教養の範囲であらゆるテーマが出題されます。専門知識がなくても読解できる内容ですが、トピックの背景を知っていると、当然よりハイスコアにつながります。
スコアアップ法
IELTSの問題は全て後半になるほど難度が上がります。テスト演習を重ねて時間配分を覚え、キーワードの捉え方、同義語と言い換え表現、トピックと設問スタイルの把握など、解答テクニックもマスターしてスコアアップしていきます。
ライティング
出題内容
タスク1とタスク2それぞれのトピックについて、60分でエッセイを書きます。
タスク1では、グラフや表・図解・地図、そしてそれについて与えられている情報を、150語以上で説明することが求められます。
タスク2は、環境問題・動物愛護・教育など、与えられたトピックについて250語以上のエッセイを書くことが求められます。
スコアアップ法
タスク1よりタスク2の方が配点が高いので、タスク2から始めて、残り時間でタスク1を書きあげましょう。
タスク1では、図表に慣れることから始め、簡潔で明瞭な表現方法や、文章構成などをマスターしていきます。
タスク2は、添削指導で最もスコアが上がる分野でもあります。段落構成の決まりごとや、トピックに合わせて自分の意見を明確に書くなど、エッセイライティングの基本から添削指導を数多く重ねて、ハイスコアにつなげます。
スピーキング
出題内容
パート1は自己紹介、パート2はスピーチ、パート3はディスカッション、この3つを試験官と1対1の受験形式で評価されます。
提示されたトピックから外れずに一貫性を持って、自分の考えを明確に表現できるかを試されます。
スコアアップ法
文法的正確さや、語彙の豊富さという根本的な英語力を強化しながら、答え方のポイントを把握していきます。
話し始めや話しをつなげる時、話題を展開するときなどに必要な語句:ディコースマーカーもマスターして、より自然で的確に話せるようにし、試験形式をシミュレーションすることでハイスコアを実現します。