通学途中、電車の窓から見える「秋谷アカデミィ」という赤い看板。大きく英検1級と書かれた文字は、1級の2次試験に不合格となって落ち込んでいた私の目に飛び込んできました。
小学校3年生の時海外から帰国し、以来、少しでも英語力を維持できればと始めた英検。準2級から始めた試験では、市販の問題集を使いながら、1級の1次までほぼ順調に合格することが出来ました。ところが、1級の2次試験では、問題集もなく、勉強の仕方も分からないまま試験の当日を迎えることになりました。結果は当然不合格。特に得意だったはずのスピーチの点数は散々でした。英語に対しての自信を失っていたそんな時、秋谷アカデミィのことを知ったのです。善は急げ。早速、今年の8月に秋谷アカデミィ入塾しました。
授業は様々な社会問題に関するトピックについてスピーチを作成していくというシンプルなものでした。しかし、日ごろから社会問題に対する関心の薄い私は、なかなかスピーチの内容がまとまらず悪戦苦闘の日々が続きました。ところが、授業を受けながら、ある日ふと気付いたことがありました。それは、英語はあくまで道具であって、単語や文法の使い方を覚えているだけでは意味がないんだ。伝えたいことがあって初めで生きてくるのだということでした。その日以来、与えられたトピックについて自分は何を一番伝えたいのか、ということを考えるようになり、自然と会話のテーマを絞ることができるようになりました。また、質問の仕方など、切り口が違っても根底にある考え方が共通するトピックも多く、回を追うごとにスピーチを作るのが苦ではなくなっていきました。
長い間の目標であった英検1級に合格できたのは秋谷アカデミィのお蔭です。毎回有意義な授業をして下さった平澤先生には改めて感謝したと思います。それに秋谷アカデミィに導いてくれたあの看板にも…。
ありがとうございました。